マタイの福音書2:13-16

エジプトの王ファラオは, イスラエルの人々が繁栄することを恐れていたので, イスラエル人の女性が少年を生んだ場合, 子供を殺すべきだと命じました。しかし, 神はキリストの到来を保護しました。(出エジプト記1:15-22)

出エジプト記1:15 エジプトの王又ヘブルの產婆シフラと名くる者とブワと名くる者の二人に諭して
16 いひけるは汝等ヘブルの婦女のために收生をなす時は床の上を見てその子若男子ならばこれを殺せ女子ならば生しおくべしと
17 然に產婆神を畏れエジプト王の命ぜしごとく爲ずして男子をも生しおけり
18 エジプト王產婆を召て之にいひけるは汝等なんぞ此事をなし男子を生しおくや
19 產婆パロに言けるはヘブルの婦はエジプトの婦のごとくならず彼等は健して產婆のかれらに至らぬ前に產をはるなりと
20 是によりて神その產婆等に恩をほどこしたまへり是において民増ゆきて甚だ強くなりぬ
21 產婆神を畏れたるによりて神かれらのために家を成たまへり
22 斯有しかばパロその凡の民に命じていふ男子の生るあらば汝等これを悉く河に投いれよ女子は皆生しおくべし

ヘロデ王がキリストが生まれたことを知ったとき, 彼はキリストを殺すために生まれた子供たちを殺しました。しかし, 神はヨセフ家をエジプトに逃げさせて, 生まれたキリストを守りました。(マタイの福音書2:13-16)

マタイの福音書2:13 その去り往きしのち、視よ、主の使、夢にてヨセフに現れていふ『起きて、幼兒とその母とを携へ、エジプトに逃れ、わが告ぐるまで彼處に留れ。ヘロデ幼兒を索めて亡さんとするなり』
14 ヨセフ起きて、夜の間に幼兒とその母とを携へて、エジプトに去りゆき、
15 ヘロデの死ぬるまで彼處に留りぬ。これ主が預言者によりて『我エジプトより我が子を呼び出せり』と云ひ給ひし言の成就せん爲なり。
16 ここにヘロデ、博士たちに賺されたりと悟りて、甚だしく憤ほり、人を遣し、博士たちに由りて詳細にせし時を計り、ベツレヘム及び凡てその邊の地方なる、二 歳 以下の男の兒をことごとく殺せり。